会社員にとっては年末の風物詩である忘年会。
忘年会がめんどくさい、行きたくないと思っている人も少なくないだろう。
SNSでは、「#忘年会スルー」という言葉が話題になっている。
https://twitter.com/nhk_nw9/status/1204358787085131776
そこで今回は、忘年会がめんどくさい、行きたくないと思ったときに考えたいことを考察していきたいと思う。
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目次
・上の立場の人間は、忘年会の回数が多いという”事実”
①出世や仕事の評価が相対的に下がるリスク
②友人・同僚からも妬まれるリスク
・考え方によっては、忘年会は逆にチャンスと捉えることもできる
・まとめ
・忘年会がめんどくさい、行きたくないのは若者だけじゃない?
忘年会がめんどくさくて、行きたくないと思っているのは、若者だけだろうか。
「これだから若者は・・」と聞こえてきそうな感じだが、実際には若者だけではないのが実情のようだ。
上の調査結果を見ると、40代や50代でも行きたくないと思っている。それどころか、"好き"の割合は少ない。
以下のような声もあるようだ。
ITサービス業・40代女性:
あんまりお酒を飲まないので、(忘年会は)ない方が助かる。酔っぱらうと皆さん愚痴っぽくなったりするので…
情報通信業・50代女性:
面倒というのはある。上司が来たりするところですかね…
貿易業・70代男性:
飲み食いして愚痴吐くだけで生産性がない。
・忘年会に欠席しても問題ない世の中に変わりつつある
こういったSNSの影響も受けて、ネットやテレビでもニュースになるようになり、だんだんと世の中の雰囲気も忘年会に参加するのが必須ではなくなってきている。
また、昨今は若い世代としても、1つの会社に勤めるわけではなく、転職をして別の会社に移ることも普通になってきた。
こうした状況から、忘年会を欠席しても目くじらを立てられるような事は少なくなっているだろう。
・上の立場の人間は、忘年会の回数が多いという”事実”
一方で、以下のようなデータも抑えておきたい。
年収1000万円を超えるような人たち、会社でいえば管理者にあたるような人物は、忘年会に出席する回数が多い。
40代や50代の世代は、僕らの年の時には、おそらく同じ思いでイヤイヤながら忘年会に参加してきただろう。
自己犠牲の精神で培ってきたものがあり、多少なりともそれが残っている人も少なくない。
そうするとどうなるかと言うと、普段の仕事の面を正当に評価してくれる上司であれば良いのだが、こういった飲み会での幹事としての働きや、コミュケーションの部分を評価を行う人も一定数存在する。
こうした事を念頭に置いておく必要があるのだ。
①出世や仕事の評価が相対的に下がるリスク
こういった状況を踏まえて、忘年会を断ると、最悪自分自身の評価が相対的に下がるリスクがつきまとう。
評価までいかずとも、仕事の任され方や、普段のコミュケーションにも参加者と不参加者で差が出てくる可能性がある。
②友人・同僚からも妬まれるリスク
また、同様に友人・同僚からとやかく言われるリスクが生じる。
「自分は我慢して参加しているのに」
「あいつだけ楽しやがって」
こういった風に言われるのは容易に想像がつく。こと日本人においては、自分が苦労している事に対して、他人も同じ思いをしていないと許せない同調性のカルチャーがある。
そのため、断る場合は毅然とした態度を貫き、「今後とも飲み会はゴメンだ」といえるかを自分に問うておこう。
それが難しければ、うまく断ることを考えよう。
詳細な予定を伝えて予定が被ってしまった体を装うのでも良いし、途中で抜けるでも良いだろう。
間違っても、以下のような理由で断った場合、評価はダダ下がりだ。
大人なのであれば、小馬鹿にするような態度ではなく、はっきりと断る。
もしくはうまく断るようにしよう。
忘年会の季節ですもんね……
ご参考までに…#忘年会の欠席理由4選#忘年会スルー pic.twitter.com/PFqb9ntpY8
— LINE (@LINEjp_official) December 10, 2019
・考え方によっては、忘年会は逆にチャンスと捉えることもできる
こうして見たきたように、忘年会は参加率が減ってきている。
だが、逆に言えば、参加することで他の人間と差別化ができ、チャンスを掴むことができると考えられる。
メリットとしては、以下のようことが考えられる。
- 上司や上の世代の人間から、本音や愚痴、不満を聞くことができ、仕事だけではわからない気づきを得られる
- 仕事以外の一面を知り、打ち解け、仕事を進めやすくなる
- 気になる異性と親密になれる(かも)
断りきれず、やむなく参加するとなってしまった場合は、ただ我慢する時間にするのだけはやめよう。
何か得られるものがないか、チャンスと捉えて時間を有意義に過ごすようにしたい。
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・忘年会にどういったスタイルで臨む?
忘年会は、このようにメリットデメリットが存在する。
自分のキャラクターや特性を考え、どういったスタイルで臨むのかを考えていきたい。
いくつかケースを想像してみよう。
case1
転職を考えており、会社の評価はどうでもいい。
忘年会は欠席し、少しでも自分のスキルアップに時間を充てた方が良い。
case2
行きたくはないが、飲み会は好きで、話も聞き上手だ。
飲み会好きで、話が聞き上手な人間はそう多くない。めんどくさい気持ちはあるだろうが、上司も飲み好きでそうした場を大事にする人であれば、忘年会をうまく利用するのも良い戦略となる。
case3
出世も考えているが、飲み会が好きではない。忘年会はめんどくさい。
上司の特性を見極め、上司が飲み好きであれば、参加するかうまく断ろう。他分野で圧倒的な結果を出していない場合、すべての飲み会を断るとリスクとなる可能性大だ。
・まとめ
忘年会がめんどくさい、行きたくないと思った時に考えたい内容を記載してきた。
近年は、忘年会参加が必須ではなくなりつつあるが、それを評価する人間もまだまだ多い。
そういったリスクを考慮した上で、自分の特性をかんがみ、きっぱり断る・うまく断る・チャンスと捉えてうまく立ち振る舞うか、決めるようにしよう。