【8選】大学生がやるべきことを慶應卒社会人が教える

大学生になったものの、何をすれば良いかわからなかったり、暇を持て余しすぎてやること無いだろうか、という人も多いのではなかろうか。そんな大学生がやるべきこと、もしくはやっておくべきことを慶應卒の社会人である僕がお教えしようと思う。お教えする上で、ポイントがどこかを併せてお伝えする。

大学生がやるべきこと① 自分自身を知る

大学生がやるべきことの一番は、自分自身をまず知ることだ。今になって思うが、大学生は高校を卒業したばかりで、まだまだ子供だ。僕もやりたいことなんてなかったし、講義を受けて、サークルやバイトに行って、なんとなく過ごしていたことも多かったように思う。しかし、逆に言えば、多感な時期で影響を受けやすく、吸収もしやすい。色んなことから刺激を受け、経験し、自分を知ることが大切である。自分の価値観を知ることが、仕事に就く上でも重要だし、人生の幸福度を大きく左右させる。

本を読む

基本のキ、であるが、本を読むことは重要だ。大学生の期間だけ、ということでもなく、これは社会人になってからも重要で、習慣化させる意味でもやっておくべきことなのだ。1000円前後で、多種多様な考え方や、他の人の経験を手に入れることができるのは、とてつもなく素晴らしいことである。大学生の内から、知識や考え方を学ぶことを習慣づけよう。

海外旅行・留学をする

これは、「社会人になると時間を取れなくなるから、大学生の内に楽しんでおけ」と言いたいわけではない。海外の文化や慣習に触れ、日本やそこで育った自身の価値観と向き合っておくことが重要だ。日本のビジネスもグローバル化が加速する一方、大企業を中心に、まだまだ年功序列や非生産的な仕組みが残っているのが事実だ。日本の企業に勤めれば、そういった良くない部分を是正していかなければならないし、海外で働くとしても文化に馴染んでおくことが必要だ。正しいことが何か、しっかり自身の考えを持つようにしていかなればならない。そういった意味で、人生の早い時期から海外に行って、色んな考えを持ってほしい。

大学生がやるべきこと② 資産となるスキルを身につける

時間が膨大にあるという大学生の優位性を最大限に活かすとしたら、後の資産となるようなスキルを身に着けておくべきだ。中でも、成果が出るまでに時間のかかるものを選ぶと良い。成長曲線のグラフは見たことがあるだろうか？成果と時間の関係を表すグラフである。

何でも成長曲線がある。ずっと右肩上がりではなくて、停滞期があってそのあと成果が上がる。また停滞する。んで、大体の人が停滞期で離脱してくから続けてくと勝てる。もちろん改善するのは大前提だけど。停滞期を短くするには勉強と実践あるのみですね。ぼくも物販事業が停滞期なので、日々活動します pic.twitter.com/iCo2lZjEVO

— Uta@わがまま口だけリーマンが起業してみた (@Uta000001) April 24, 2019

このY軸方向へ立ち上がるのが遅い分野にリソースを投下するのが良い。こうした分野は、一度身につけた後はスキルが落ちにくいという特徴をもつ。それとともに、参入障壁となり、スキルを持つ人の稀少価値が生まれ、重宝される。

英語（語学）を勉強する

今どきの大学生なら耳にタコができるくらい言われているだろうが、言わずもがな重要である。なぜなら、一筋縄では身につかないスキルであり、英語ができると一目置かれる存在となるからだ。日本の市場が縮退する中、グローバルへの進出は不可避だし、オリンピックというイベントも重なって使用機会や重要度もより増してくる。大学生という時期を利用して、是非英語をマスターして欲しい。しかし、語学はあくまでコミュニケーションをとるためのツールという意識ももち、その他のスキルや知識を持つことも重要であることを忘れないで欲しい。

プログラミングをする

世界の企業の時価総額ランキングを見ると、GAFAに代表されるようなアメリカのIT企業がトップを独占する。今や、テクノロジーなくしては世界経済の発展はなく、とりわけITの重要性は増々高まっている。

2018.8.20 ダイヤモンドオンラインより引用

つい先日も、2020年度から小学校におけるプログラミングの必修化が話題となった。プログラミングは必須のツールになりつつあるし、論理的な思考力を高められたり、英語力の強化にも繋がる。しかし、プログラミングもある程度、体系的に理解するためには相応のリソースを投入する必要がある。大学生の内に、時間をかけて身につけておくと良い。理系であれば、研究室でプログラミングを取り入れているところも多いだろうから、研究と併せて力を入れると後々の役に立つ。

大学生がやるべきこと③ 将来の失敗を防ぐ

僕くらいの年齢になると、人生で辛いこと・悲しいことも経験するようになる。人はこのような時、自分の心を守ろうと、欲求や衝動を他へ向かせるメカニズムが働く。それが、人によっては食であったり、酒であったり、異性であったりする。こういった刺激にあらかじめ慣れておくことが、破滅の道へ転がり落ちそうになったときの予防となり、将来の失敗を防ぐ。
中年のおっさんが太っているのも、ただ代謝が落ちているのではなく、仕事のストレスで食べて解消するという人間のメカニズムのため、多めにみてあげてほしい。

投資（のための準備）をする

まずは投資だ。退職金すべてを株に突っ込み、すっからかんになったという話もよく聞くが、学生の内から投資がどういうものかを経験をしておくと良い。
というのも、株を例に出すが、初めは大多数の人が損をする。しかしそれが学生であれば、数十万円や百万円くらいで済む。ここから、勉強をして、どうすれば損をしないか、資産を増やせるかを身につけておくとよい。
そして、利益を得るという意味でも早い内から相場の経験を積むと良い。株の利益も、成長曲線と同じく、かけた時間に比例して大きくあがるものではないからだ。

投資において成果は簡単には出ない。隣の芝が青く見えるだけである。成功している人でも実際には成果がなかなか出ない期間を必ず経験する。焦らず正しいと思う投資をじっくり行い市場から退場しない事。そして常に勉強する事が大切。勉強しなければ正しい投資方法が習得できず成果に結びつかないのだ。 pic.twitter.com/slqAqYzLsl

— 投資カービィ (@toushi_kirby) September 28, 2017

数年〜十数年のサイクルで景気循環する中で、アベノミクスのような上昇相場のチャンスにうまく乗れるようにするためにも、相場を経験しておくのがよい。

恋愛（遊び）をしておく

僕は男なので、まず男性観点でお伝えさせてもらいたいと思う。男性は、できるだけ恋愛（悪い言い方をすると女遊び）をしておこう。これを見ている男子大学生のうち、チェリー諸君もいるのではなかろうか。なぜなら、20代の4割は女性経験がないというアンケート結果が出ている。

経験があるか？調査　相模ゴム（引用元：http://www.sagami-gomu.co.jp/project/nipponnosex/）

しかし、安心して欲しい。男の場合はアラサーくらいになるとモテるようになる。ある程度の人生経験を積み、働き盛りで仕事もできるようになると、余裕が生まれ魅力的に見える。だが、学生時代に遊びたりなかった人で、女遊びにハマってしまう人も多いこと見てきた。女遊びはお金がかかることは周りの遊び人に聞けばわかるだろうし、ましてや結婚をしていて不倫ともなると目も当てられない。歳を取ってから女遊びにハマることのないよう、学生時代にできるだけ経験をつもう。

女性にも同様のことが言え、男を見る目を鍛えておくためにも、しっかりと恋愛経験を積んでおこう。

大学生がやるべきこと④ 習慣をつくり、環境を見直す

大きな成果を上げるためには、一時の頑張りだけではなく、継続できる力が必要となる。そのためには、習慣をつくり、環境を改めて見直して欲しい。ナンバーワン外資コンサル会社の呼び声高い、マッキンゼー日本支社・元社長の大前研一さんは、人間が変わる方法について、以下のように述べている。

人間が変わる方法は3つしかない。

１番目は時間配分を変える。
２番目は住む場所を変える。
３番目は付き合う人を変える。

この３つの要素でしか人間は変わらない。
最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

大学生活は楽しいことも多く、誘惑に負けることもあるだろう。しかし、そこを踏ん張って頑張った人のみが、大きな成果をあげることができるし、価値ある人間となれる。では具体的に、どういった事をやるべきかを述べていきたいと思う。

早寝早起きをする

早寝早起きをして、しっかりリソースを割り当てたい分野に時間をかけるようにしよう。活動時間がずれるだけで、時間自体は変わらないじゃないか、という意見もあると思う。しかし、他の人が活動している時間は、何か突発的なことが起きたり、邪魔が入ったりすることがある。そして、データ上でも、朝型人間の方が年収が高いということが示されている。

時間配分を変えるという意味でも、朝の頭が冴えて集中できている時間を、大事な分野に投下できるように、早寝早起きを心がけるようにしたい。

少し上のレベルに身を置き、尊敬できる人を見つける

自分がレベルアップするための簡単な方法は、レベルの高い集団に混じり、当たり前になされていることに自分も食らいつくことである。文系であれば良いゼミに入ったり、理系であれば厳しい研究室に入り、レベルの高い仲間とディカッションや課題をこなしていけば、自ずと自分自身も成長していく。そして、そういった環境には、尊敬できる人が必ずいるはずで、追いつけるように頑張ろう。
急激に高いレベルのところへ入ってしまうと挫折してしまうことがあるため、少し上のレベルに身を置くようにしよう。

まとめ

以上が、これまで生きてきた僕の経験をもとに考えた、大学生がやるべきこと・やっておくべきことだ。大学生は、失敗してもいくらでも挽回がきく時期なので、どんどん新しいことに挑戦して欲しい。